肥満を放っておくと糖尿病に! 怖い合併症で人生が変わる

ダイエットをしないと糖尿病に
ダイエットを始めようと思っても「いつかやろう」で終わっていませんか?

肥満を放っておくと、知らない間に糖尿病になっているかもしれません。

糖尿病になれば、生活スタイルがガラリと変わります。

薬を飲めば治るというわけでは決してありません。一生糖尿病と付き合っていくのは、とても大変です。

今からできることをひとつでも始めて、糖尿病を予防していきましょう!

肥満を放っておくと糖尿病になる?

肥満は糖尿病に

  • キレ子
    キレ子

    肥満って糖尿病になるの? 放っておいても大丈夫じゃない?

  • ナース
    ナース

    肥満は糖尿病になるリスクを高めます! 糖尿病は痛くもかゆくもないので、放っておきがちな怖い病気なんですよ。

糖尿病とは、血糖を下げるインスリンというホルモンの働きが悪くなることで、血糖値が高くなった状態を言います。

インスリンとは?

インスリンは膵臓から出るホルモン。血糖を下げて、コントロールする役割があります。
血糖値を上げるホルモンは複数あるのに対して、血糖値を下げるホルモンはただひとつ、インスリンしかありません。

高血糖の状態が続くと、血管がボロボロになります。ボロボロになった血管によって、さまざまな身体症状が現れるようになります。

高血糖の状態がひどくなれば、昏睡(こんすい)と言って意識がなくなることもあります。その他にも、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めます。

症状が出るころには、かなり進行していることが多く、一生糖尿病と付き合っていかなくてはなりません。

  • キレ子
    キレ子

    糖尿病は怖い病気なんだね。ところで、肥満はどうして血糖を高くするの?

  • ナース
    ナース

    いい質問ですね。簡単に説明していきましょう。

肥満では、過剰に脂肪が存在します。

皮下脂肪や内臓脂肪はある程度生きていく上で必要になりますが、過剰にあると悪さをします。

内臓脂肪の蓄積に伴って、内臓脂肪細胞では、糖尿病の原因物質(=TNF-α)が分泌されるようになります。

また、高血糖には、食生活も影響しています。肥満の人に共通する食習慣は、

  • 炭水化物(パスタ、白米、パンなど)が好き
  • 甘いもの(ケーキ、和菓子、ジュースなど)が好き
  • 脂っぽいもの(トンカツ、ポテトなど)が好き
  • 野菜をほとんど食べない

炭水化物や糖を多く摂取すると、カロリーが高いだけでなく高血糖になります。また、野菜を食べなければ、血糖値をさらに上げてしまいます。

つまり、肥満体型の人は、糖の過剰摂取脂肪から出る原因物質によって糖尿病になるリスクを高めてしまうのです。

  • キレ子
    キレ子

    2つの原因によって肥満から糖尿病になるリスクを高めてしまうんだね。

  • ナース
    ナース

    その通り。食事だけ気をつけていてもダメなんです。肥満も解消しなければ、糖尿病になるリスクを減らせません。

肥満かどうかは、BMIで簡単に算出できます。肥満かどうかわからない場合は、次の記事をご覧ください。

ダイエット成功のカギは? 目標設定のコツ

糖尿病になってしまったら、治療は薬を飲むだけでなくインスリン注射をしたり、食事を制限しなくてはなりません。

合併症が出れば、週に3回も透析に通わなければならなくなります。日常生活がガラリと変わってしまうため、なるべく糖尿病にならないよう気をつけなければなりません。

糖尿病は、ダイエットをして生活習慣に気をつけるだけで予防できる病気のひとつです。

糖尿病の基礎知識をふまえながら、人生がどう変わるのか詳しくお伝えしていきます!

糖尿病の基礎知識

糖尿病の基礎知識
肥満によって糖尿病になるメカニズムがわかったところで、糖尿病と診断される人はどんな症状があるのか理解しておきましょう。

糖尿病には2つ種類があります。

  • 1型糖尿病(自己免疫の異常によるもの)
  • 2型糖尿病(生活習慣によるもの)

皆さんがイメージする糖尿病は、生活習慣に起因する2型糖尿病のことを言います。2型糖尿病は生活習慣病の1つで、誰もがなる可能性のある病気です。

一方で、やせていても糖尿病になることがあります。特にやせている小学生くらいの子どもが糖尿病を発症することがあります。

生活習慣に起因せず、インスリンそのものがほとんど出なくなってしまう糖尿病を1型糖尿病と言います。

今回は2型糖尿病をメインにお伝えしていきます。

こんな人は糖尿病に要注意!

あなたは次のうちいくつ当てはまりますか?

  • 甘いものが好きでよく食べる
  • 脂っこいものが好きで、野菜はあまり食べない
  • 早食いである
  • 運動が苦手
  • 清涼飲料水をよく飲む
  • 仕事や家庭でストレスが多い
  • タバコを吸っている
  • アルコール摂取量が多い

半分以上当てはまるようであれば、要注意です。

さらに、

  • 家族や親戚に糖尿病になった人がいる

この場合に当てはまると、さらに糖尿病を発症しやすくなります。肥満に加えて、高血糖になりやすい生活習慣や近親者に糖尿病になった人がいれば、糖尿病になるリスクを高めます。

症状を感じたらすぐに病院を受診!

糖尿病は痛くもかゆくもないため、症状を感じる頃には、病気が進行していることも。次の症状がないかチェックしてみましょう。

  • 喉が乾く、水をたくさん飲む
  • 尿の回数が増える
  • 体重が減る
  • 疲れやすくなる

肥満なのに体重が減る?と疑問に思うかもしれませんか、体重が減るころには、かなり進行している証です。

太っていた人が生活習慣を変えずにだんだん痩せてくるようであれば、危険なサインです。このような症状が現れるころには、早急な治療が必要になります。

症状がさらに進行すると、

  • 目が見えづらくなる
  • 尿の量が減った、もしくは作られなくなった
  • 手足の感覚が鈍くなってきた

などの合併症の症状が現れます。初めの頃は、尿が多く作られるようになりますが、次第に腎臓の機能が悪くなると尿が作られなくなります。

次に、糖尿病の三大合併症について、詳しくみていきましょう。

怖い糖尿病の三大合併症!

糖尿病の三大合併症とは、よく「し・め・じ」と言われます。

  • 「し」= 神経障害
  • 「め」= 網膜症
  • 「じ」= 腎症

神経障害、網膜症、腎症の頭文字をとって「しめじ」と言います。網膜症は、目の病気のため「め」の頭文字と言うわけです。

「し」=神経障害

神経障害とは、手足の感覚が鈍くなってしまいます。お風呂に入った時、お湯の温度がわからずに火傷をしてしまうことも。

「め」=網膜症

網膜症とは、目の奥にある網膜(カメラで言えばフィルム)が出血したり剥がれやすくなります。すると目が見えなくなり失明をします。

「じ」=腎症

腎症とは、腎臓がうまく機能しなくなります。腎臓の血管はとても細いので、ダメージを受けやすくなります。

高血糖でドロドロの血液は、すぐに腎臓の細い血管をダメにしてしまいます。腎臓は尿を作る場所なので、血管がダメになれば尿は作られにくくなります。

身体の不純物や老廃物を排出する役割のある尿が作られないと、電解質のバランスが乱れて、簡単に心臓が止まってしまいます。

  • キレ子
    キレ子

    「し・め・じ」! これを覚えておこう。

  • ナース
    ナース

    そうですね。「しめじ」以外にも、糖尿病によって動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすこともあるんですよ。合わせて覚えておきましょう。

三大合併症で生活は激変

糖尿病で生活は激変
糖尿病の三大合併症が現れる頃には、身体が悲鳴をあげていて、生活もガラリ変えなければなりません。

糖尿病は進行性の病気のため、「元に戻す」「治す」のは極めて困難です。生活にはどんな変化が現れるのか詳しく説明していきます。

神経に現れたら?

手足の知覚が鈍くなると、火傷や怪我をしやすくなります。普段、熱いお湯を触ったら身体はどんな反応を示しますか?

恐らく、すばやく勝手に手が引っ込むのではないかと思います。この動きは、反射によるもので脳を通らずに反応しています。

糖尿病では、この反射が鈍くなり、お湯を熱いと感じにくくなります。つまり、重度の火傷になる可能性があります。

さらに糖尿病では、傷が治りにくくなります。軽い火傷でも、簡単に重症化して壊死(えし)してしまいます。

  • キレ子
    キレ子

    壊死って何? 難しい言葉だな。

  • ナース
    ナース

    壊死とは、簡単に言えば腐ってしまうこと。一度壊死してしまった場所は元に戻らないんですよ。

少し怖いように思えますが、重度の糖尿病の患者さんで、足が壊死してしまい切断を余儀なくされるケースは多いのが現状です。

目に現れたら?

合併症が目の網膜に現れると、網膜症になります。網膜症は、失明の原因になります。

毎年約3000人の患者さんが失明で目が見えなくなっています。目が見えなくなったことを想像したことはありますか?

私たちは、視覚によってたくさんの情報を得ています。普段できていたことが、できなくなるのは本当に辛いことです。

腎臓に現れたら?

腎臓に合併症が現れれば、腎不全を起こします。腎不全になれば、尿が作られなくなります。

尿が作られないと老廃物を排出できなくなり、人工的に血液を綺麗にしなければなりません。その手段が透析です。

  • キレ子
    キレ子

    透析ってどんな治療をするの? 老廃物をどうやって除去するのかな。

  • ナース
    ナース

    透析では、身体の血液をいったん綺麗にしてから、元に戻していきます。想像しただけでもゾッとすると思いますが、それほど身体に負担がかかる治療です。

尿の代わりに水分も抜きとるため、血圧がグッと下がります。透析に行けば、1日がかりになり、身体がどっと疲れます。

2〜3日に1回透析に通わなくてはならず、水分制限や塩分制限が特に厳しくなります。日本食はとても美味しいので味気ない食事では物足りなく感じます。

それだけでなく、医療費の負担も増えるばかりです。

手術を受けられないかも?

手術をすると、身体が一時的に高血糖の状態になります。糖尿病であれば、血糖がさらに上がり意識障害を起こす危険性があります。

また、高血糖の状態だと、傷が治りにくくなります。手術後、傷がくっつきにくくなり、術後合併症を起こしやすくなります。

手術をすることで、命に関わるさまざまなリスクが高いと判断されると、手術を延期もしくは中止する場合もあります。

  • キレ子
    キレ子

    糖尿病になると絶対手術できないの? がんになったらどうしよう。

  • ナース
    ナース

    「絶対」というわけではないですが、手術するかどうか慎重に考えなければなりません。手術すれば治る病気であっても、手術に耐える身体でなければ他の治療を検討します。

ダイエットを始めなければ、糖尿病で人生が変わる

糖尿病で人生が変わる
肥満から起こる糖尿病が、怖い病気であることをお分りいただけたでしょうか。

骨折のようにわかりやすい身体の変化がないため、気がついた時には取り返しのつかない状態になっていることが一番怖いのです。

糖尿病は、自分で予防できる病気のひとつです。ダイエットを始めようと考えているのであれば、今すぐチャレンジしてみましょう。

糖尿病の治療や予防の秘訣は次の記事で詳しく解説しております。今すぐできる予防法も紹介しておりますので、ぜひご活用ください!

ダイエットしないと病気に!? 糖尿病を予防する秘訣とは?

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