ダイエットに成功したものの、リバウンドをする悪循環を繰り返してしまうことはありませんか?
ダイエットを続けるには、行動変容の理論を使って、自分を褒めることが成功の秘訣です。
「私でもできる」と思えることが、ダイエットを続けることにつながります。
努力した成果を無駄にしないような方法をお伝えしていきます。
ダイエットはどうして続かない?
ダイエットが長続きしないのには理由があります。
「痩せよう」と思うきっかけは人それぞれです。
- 「片思いしている人から好かれたい」
- 「健康のために痩せたい」
- 「キレイになりたい」
- 「ありのままの自分を取り戻したい」
痩せるための原動力になるさまざまな欲求は、人の行動を変えてしまうのですからとても素晴らしいものです。
一方で頑張ろうとダイエットをしてみたものの、思うように効果が現れなかったり、三日坊主になってしまったり。
ダイエットは、減量だけが目的でなく、“維持すること”が大切なポイントになります。
あなたのダイエット方法をもう一度おさらいしてみましょう。
無理をしているから
ダイエットが続かない理由に、無理をしすぎていることが考えられます。
食事制限や運動など無謀な目標を立てていませんか?
即効性のあるダイエットは、健康を害すものがほとんどです。できれば、徐々に減量をしていくのが理想です。
どうしても理想の自分になりたくて、早く効果を実感したくなります。焦る気持ちが、ダイエットを妨げてしまいます。
人にはさまざまな欲求があります。生理的欲求が満たされれば、「こうなりたい」という自己実現の欲求につながり、人は輝いて見えます。
生理的欲求とは、食べる、寝る、呼吸するなど生きていく上で最低限の営みです。
とくに食事制限のダイエットであれば、生理的欲求を満たすことができず、ココロのバランスを崩してしまいます。
「私でもできる! 続けられる! 」と自信を持って言えるくらいのダイエットでなければ長続きはしません。
気持ちに余裕がないから
ダイエットばかりに気持ちが向いてしまい何か大切なことを忘れてはいませんか?
確かに標準体重より肥満であれば、ダイエットは健康のために必要です。
もちろん、片思いの人に好かれるために痩せるのも○。
しかし、ダイエットに集中しすぎてしまい、本来の目的を忘れてしまうことがあります。
ダイエットは、健康になることや恋愛を成就するための通過点です。気持ちに余裕がなくなるほどダイエットをするのはおすすめできません。
気持ちに余裕がなくなると、周りが見えなくなってしまい、ココロもすさんでしまいます。
ココロにも余裕を持ってダイエットができれば、カラダもココロも美しくなります。
行動変容の理論でリバウンド知らず
あなたがこれまでの生活や習慣を変えるのはそう簡単ではありません。
行動を変えるのはとても難しいことなので少し理論を活用してみましょう。
行動を変えるためには、「行動変容ステージモデル」を活用してみます。
行動変容ステージモデルは、糖尿病の患者さんが病気をコントロールするときにも使われます。
あなたはどれにあてはまる?
行動変容ステージモデルには5つのステージがあります。
行動変容ステージモデル
- 「無関心期」
- 「関心期」
- 「準備期」
- 「実行期」
- 「維持期」
5ヶ月以内に行動を変えようと思っていない
5ヶ月以内に行動を変えようと思っている
1ヶ月以内に行動を変えようと思っている
行動を変えて5ヶ月未満である
行動を変えて6ヶ月以上である
あなたはどれに当てはまりますか?
興味のあるダイエット方法を見つけてすぐに試そうと思っているようであれば「準備期」です。
すでにダイエットを始めていれば「実行期」になります。
「実行期」から「維持期」に移行するまでがとても大変で、リバウンドが起こりやすい時期になります。
時期に応じて適切な対応ができれば、ダイエットを続けることができます。
時期に応じてやることとは?
今回は、準備期、実行期、維持期に必要な働きかけを紹介します。
準備期では、「ダイエットがうまくできそう」という自信を持って、始めることを周りに宣言すると一つ先のステップへ進めます。
実行期、維持期では、周囲を巻き込んでダイエットを成功させましょう。家族と一緒にダイエットに取り組むなど周囲のサポートがあると長続きします。
さらに、ダイエットを続けるためには、自分へのご褒美があると効果的です。
強化マネジメントとも呼ばれて、維持するためにはとても重要なポイントです。例えば、1ヶ月で0.5kgの減量に成功したら、好きなコスメを買うなど目標と合わせてご褒美を設定するとやる気が湧いてきます。
また、ダイエットを続けやすい環境作りにも工夫をしてみましょう。料理をしながら、かかとあげをしてみるなど生活の一部として取り入れれば、習慣化しやすくなります。
キレイになるためにココロから鍛えよう
ダイエットを続けるためには、ココロを鍛えることがポイントです。
ココロを鍛えると聞くと難しいように感じますが、やり方はとてもシンプルです。
自分の気持ちと向き合い、素直になることです。忙しいとつい放っておきがちですが、頑張っている自分をたくさん褒めてあげましょう。
成果が目に見えてわかるようにしよう
ダイエットを続けるためには、目に見えて成果がわかるようにすると◎
カレンダーのアプリに体重を記録してみるのも効果的な方法です。
ダイエットは一進一退です。もし、体重が変わらなかったとしても落ち込む必要はありません。
増えてはいないのですからきちんと自分を褒めてあげましょう。
ストレスは早めにデトックスしよう
ストレスは溜まったまま放っておくといつかコップからあふれた水のようになってしまいます。
ダイエットではこの時にリバウンドが起こりやすくなります。
週1回は好きなものを食べても良い、ストレスが溜まったら岩盤浴に行くなどこまめにストレスをデトックスするようにしましょう。
カラダとココロは表裏一体です。健康なココロを鍛えて、ダイエットを成功させるだけでなく、習慣化しましょう。
自分に自信を持ってカラダもココロもキレイになろう
ダイエットを続ける秘訣は、自分を見つめ直すことです。
ダイエットを成功させるだけでも、たくさんの努力が必要です。なかなか成果がでなくても「ダイエットをしよう」と思えているのであれば素晴らしいことです。
習慣化するためには、あなたが「これならできる!」と思えることから始めてみましょう。
ストレスを溜め込みすぎてリバウンドしないようにこまめにストレスをデトックスして、ココロからキレイになりましょう。