あなたは、『おからが体にいい!』と聞いたことはありませんか?
実はおからにはダイエットや美容に嬉しい栄養素がたくさん含まれており、ここ数年の健康ブームでますます注目を浴びています。
そこで今回は、おからの魅力に合わせてダイエット中の方におススメのおからクッキーのレシピを紹介します。
おからって、どんな食べ物?
おからとは、大豆から豆乳を絞った後にできる残りかすのことです。
おからは現代ではあまり馴染みのない食べ物かもしれませんが、ひと昔までは日本の食卓の定番として食べられていました。
そんな日本人になじみ深いおからですが、主に2つの種類があります。
生おから
昔からあり、ゆでた大豆を絞った後にできるおからです。商品によって水分量が違うので、状態をみて水分や調味料を調整しましょう。
おからパウダー
乾燥させた生おからを細かく砕いてパウダー状にしたものです。小麦粉と同じような感覚で使えます。
次は、気になるおからの栄養素についてお話をしていきます。
体に嬉しいおからのチカラ
おからはスーパー食材として、海外のベジタリアンやヘルシー志向の方から注目を浴びています。
今回は、特に注目したい3つの栄養素について紹介します。
イソフラボン
イソフラボンはエストロゲンという女性ホルモンと似た働きをし、抗酸化作用も持っているので、アンチエイジングが期待できます。
エストロゲンとは
血液中の中性脂肪やコレステロール値を下げ、内臓脂肪の蓄積や動脈硬化を予防する働きがあります。
サポニン
高い抗酸化作用のほか、血流を良くしてくれるのでむくみや肥満の解消にも効果が期待できます。
食物繊維
おからは、さつまいもの約5倍、ごぼうの約2倍の食物繊維を含んでいます。その多くが不溶性食物繊維のため、水分で膨らみお通じを良くしてくれます。
おからは、さつまいもの約5倍、ごぼうの約2倍の食物繊維を含んでいます。引用:食品成分データベース
もちろんこの他にもたくさんの栄養素が含まれているので、キレイになりたい方にはおススメの食べ物です。
次はそんな美容をサポートしてくれるおからの食べ方を紹介します。
おいしいおからの食べ方
生おからとおからパウダーのおいしい食べ方はコチラです。
生おからの場合
生おからは、水分を加えるとしっとりなめらかな質感を楽しめます。
活用の仕方 | 向いている料理 | |
---|---|---|
混ぜる | 材料や調味料を混ぜるだけ。 | 和え物、ハンバーグ、ドーナツ、ポテトサラダ、ケーキなど |
煮込む | 煮込み料理に入れるだけ。 | カレー、パスタソース、シチュー、ポトフなど |
次はおからパウダーのおいしい食べ方についてです。
おからパウダーの場合
おからパウダーは、水分でよく膨らみボリュームが出るので、入れ過ぎに注意しましょう。
活用の仕方 | 向いている料理 | |
---|---|---|
かける・まぶす | 食材にかけたり、まぶすだけ。 | 揚げ物などの衣、サラダ |
溶かす | トッピング感覚でドリンクに入れるだけ。 | スムージー、カフェラテ、スープ、みそ汁 |
たまにはいつもの料理におからを加えて、普段と違うアレンジを楽しんでみませんか?
次に紹介するのは、食べ応え満点なおからクッキーのレシピです。
おやつにピッタリ!おからクッキー
このおからクッキーは甘さ控えめですが、噛めば噛むほどおからとはちみつの素朴な甘みを感じられるお菓子です。
今回の食材の豆知識ははちみつです。
はちみつの豆知識
はちみつは砂糖の1.3倍の甘さがあり、少ない量で甘みを感じられます。またエネルギーは、同量の白砂糖よりも78%も低いのでダイエット時におススメの食材です。
ただし1歳未満の子どもはボツリヌス菌への感染の危険があるので、絶対に食べさせないようにしましょう。
では、気になるおからクッキーの材料とつくり方、調理のポイントはコチラです。
材料(2人分)
- おから・・・・・・・・・・・110g / 薄力粉・・・・・・・・・150g
- はちみつ・・・・・・・・大さじ1 / 豆乳・・・・・・・・・適量
- ベーキングパウダー・・・小さじ1
- 塩・・・・・・・・・・・ひとつまみ
つくり方
- ボールに全ての材料を入れ、こねてひとまとめにする。
- 生地を麺棒で5mm位の厚さに伸ばし、包丁で4cm角くらいにカットする。
- 200℃に予熱したオーブンで15〜20分程度焼く。
- 焼き上がったらオーブンから取り出して冷ます。
調理のポイント
- 豆乳は、おからの水分に合わせて調整しましょう。生地がベトつかずひとまとめにできるくらいがベストです。
- 生地をまとめる時にこねすぎると、仕上がりが固くなってしまうので注意しましょう。
- 生地を麺棒で伸ばしにくい時は、薄力粉で打粉をするとやりやすくなります。
- ごまやナッツを入れてつくったり、ジャムを付けて食べてもおいしいです。
食材や調味料の種類を変えて、いろいろなアレンジを試してみてくださいね。
おからライフ、はじめてみませんか?
いかがでしたでしょうか?
最後に今回、紹介した3つの大豆の栄養素をおさらいします。
- 女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンが、アンチエイジングをサポートする。
- サポニンは抗酸化作用があり、むくみや肥満の解消も期待できる。
- 豊富な食物繊維がお通じを良くする。
あなたもおからの力を借りて、楽しみながらダイエットをしてみませんか?