運動を頑張っても全く痩せない理由は、その他の行動が関係していました

運動しているのに痩せないのは何故?

ダイエットをするためにはどうする?と考えた時に多くの方が思い浮かべるのが、食事制限と運動。

単純に痩せるためには「摂取カロリー<消費カロリー」の必用があるため、摂取カロリーを減らすために食事制限をすること。消費カロリーを増やすために運動が必用と考えるのがダイエットのセオリーともいえます。

ただ、運動を含めたダイエットをしたことがあるわたしを含めた多くの方が不思議に思っていることがあるかと思います。それは「運動しているのに全然痩せない!」

この話を周りにすると、多くの方が「運動をしていてもそれ以上に食べ過ぎているんじゃないの?」と、お決まりともいえるフレーズをいってくるのですが、多くの方がそんなことはないと思っているはずです。

ただし、運動をしているのに中々痩せないというこの事実は、特に運動を含めたダイエット経験者が新たにダイエットをする際に運動はせずに食事制限のみでダイエットをするということに大きくつながっています。せっかく頑張るなるのであれば、単純に食事制限をした方が痩せるからと、経験上知っているからです。

追い打ちをするようですが、運動は健康にはいいがダイエットには最適ではないという研究結果も発表されています。

※内容は英語ですが、運動で痩せるのは不可でないが、運動だけでなく食事を見直した方が効果的と語っています

そんな研究結果が発表されているのであれば、「科学的もダイエットに運動は不要じゃないか!」と考えるのは、少し待ってください。

アメリカにあるヴァンダービルト大学の動物研究者によって、運動が不要なのではなく、その他の行動が変わってきてしまっているんでないかとう仮説から実験が開始され、新たな研究が発表されました。

どんな研究の発表であったのかは、続けて読んでみてください。

行動が本能的に変わってしまっていた

運動したから行動が変わる

Reduced Nonexercise Activity Attenuates Negative Energy Balance in Mice Engaged in Voluntary Exercise

ヴァンダービルト大学の動物研究者は健康で若く通常体重の12匹のマウスを車輪付きのゲージにいれ、行動を記録しました。この時、最初の4日間は車輪が固定、次の9日間は固定が解除され、自由に車輪の上を走り回れる状態で実験が行われました。

観察の結果、車輪が固定されていてもゲージ内をうろつく行動は、マウスにとってエネルギー歩きまわることのエネルギー消費量が大きいものなのがわかりました。ですが、歩き廻って運動量が増えたからといって、消費したエネルギーを取り戻そうと食事量が増えることはありませんでした。

しかし、ロックが解除され車輪が使えるようになると、マウスが行動を変化させました。車輪がロックされている時はゲージ内を歩き回っていたのに、車輪で回る=運動量が増えたことで、ゲージ内をうろつくということがなくなったそうです。

何がいいたいかというと、他で運動量が増えるとそれまでしていた行動をしなくなってしまっていたということです。車輪で回る運動をしても変わらずゲージ内を歩き回っていたら、1日の消費カロリーは45%も大きくなっていたであろうということですが、ゲージ内を動かなくなったため、わずかに消費カロリーが増えただけということです。

ヴァンダービルド大学の分子生理学者であるダニエル・ラーク氏の「車輪外でのマウスの行動の変化は、車輪によるカロリー消費を打ち消します」と語ったとおり、運動量が増えてもその他の行動が少なくなってしまうと、運動の効果は限定的になってしまうか、帳消しになってしまっています。

運動していてもその他の行動も積極的であれば運動の効果が期待できたのに、その他の行動で打ち消してしまっているというのはもったいないですよね。

この行動は動物の本能でエネルギー不足を感知すると脳に「もう動きすぎないように」という信号が送られエネルギーを保存し、ホメオスタシスを保とうという習性があるからとも考えられています。

 

ホメオタシスとは

ホメオタシス(homeostasis)は日本語で「恒常性(こうじょうせい)」と呼ばれ、生物および鉱物において、その内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向のこと。一定の状態を保ち続けようとする=痩せない様に本能的にキープしてしまうという、いわばダイエットの敵ともいえる生物および鉱物の習性。

運動したから本能的に他で動くなるということを考えると、思い当たる節がある方は多くいるのではないでしょうか?例えば「今日は運動したから、歩ける距離だけどタクシー」「運動したからもう家から極力でない」など…。

ダイエットのための運動は、行う運動そのものだけでなく、運動以外の行動が変わっていないか確認すべきでした。

その他の行動を確認してみてもダイエットのために運動もちゃんとしている、消費しないような行動に変わっていないのに痩せられない、変化がないという方は、次のうちのどれかのパターンになっているのではないでしょうか?

続けてチェックしてみてください。

食べる時間が遅い

BMAL1の量 BMAL1活動表 データ参照:日本大学 榛葉准教授

上の図はBMAL1(ビーマルワン)という体内時計遺伝子の活動の表になります。BMAL1と聞き慣れない名前の遺伝子かもしれませんが、この遺伝子は脂肪を合成したり血中のブドウ糖の量を増やす働きがあるという、体の脂肪の増減に大きく関係しています。

表を見ていただくと深夜2時が100%とピークで、逆に昼間の2時(14時)が0%と一番少ない状態になっています。これが何かというと、同じものを食べても昼間の2時と深夜2時では脂肪を合成したり血中のブドウ糖の量を増やす働きが違うということです。この働きの違いは時間によって同じものを食べても太りやすい時間があるということになります。

夜中に食べると太るよなどは以前からいわれていることですが、例え話ではなく利にかなったものでした。わたしも食べる量は変えなくても夕食の時間を早めに変えただけで体重が減りだしていますので、同じもの食べたら一緒じゃない?と思っている方は一度騙されたと思って試してみてください。

どうしても時間が遅くなってしまう、遅くなってしまったという場合は、ダイエットシェイクのような置き換えダイエット食を取ることをオススメします。置き換えダイエット食であれば遅くに食べてしまったという罪悪感も感じづらく過度なストレスになりませんし、普通うに食事をするよりもビーマルワンの影響を少なくできますよ。

改善方法

極力遅い時間に食事はしない様に心がける

気付いていないだけで実は食べている

実は食べている

朝昼晩の食事には気を使うけれど、実は間食をものすごくしてしまっているという場合があります。これはわたしもよく経験しているのですが、実は気付かずに食べてしまっていることが少なくありません。あなたはテレビを見ながら気付いたら、ポテトチップスを食べ終わっていたなんて経験がありませんか?

間食の方が糖分が多かったり、味付けも濃いものが多く高カロリーになる傾向がありますので、せっかく運動や食事に気を使っていたとしても台無しになってしまいます。

気付かずに食べてしまっているのを防ぐのにカンタンな方法は無理に食べるのを制限するのではなく、食べた物の記録を少しの間とってみるというのがとても有効です。気付かずに食べてしまっているので、食べているということに自分自身が気付くことが無駄な間食を取らないことにつながりますよ。

改善方法

飲み食いをした物の記録を取る(大まかでOK)

大人のカロリミットの気になる口コミを効果別にまとめてみました。カロリーカットはストレス解消に?!

睡眠時間が不足している

睡眠不足

睡眠時間が不足することは海外、国内の研究でも様々な研究結果が発表されていますが、太りやすいことに繋がります。これは何故かというと、睡眠不足の状態は体重を増加させる嗜好性の高い高カロリーの食品を体が本能的に欲してしまうからです。

筑波大学が発表している研究結果が日本語でわかりやすいので、紹介します。
寝不足はダイエットの敵:睡眠時間が足りないと甘いものがほしくなる理由

前頭前皮質が直接制御している可能性があるという、まさしく本能的な行動といえますよね。わたしも寝不足の時に普段あまり食べないシュークリームなどコンビニで買ってしまうのですが、本能的な行動なのでしょうね。

睡眠時間については個人差があるので何時間寝なさいという時間指定はありませんが、日中に眠くなる状態は睡眠時間が不足しているといえます。日常的に日中眠いことが多々あるという方は、ダイエットのためにももう少し睡眠時間を増やす調整をしてみてください。

改善方法

日中眠さを感じない睡眠(一般的に6時間以上睡眠)

しているようで実は運動量が少ない

運動不足

しているつもりの運動が、実はたいした運動ではなかったということがよくあります。特に運動を普段していなかった方が始めた場合に、その傾向が多いかもしれません。

運動をすることでの消費カロリーは、多くの方が思っている以上に少ないです。運動習慣がない方だと特にツラい運動とされている、長距離のランニング。ランニングは息が弾むレベルの運動ですので多くのカロリー消費をしいてると思いきや、大まかには以下計算値程度のカロリー消費しか実はしていません。

カロリー消費量(kcal)=体重(㎏)×距離(km)

例:60kgの方が3キロのランニング

60kg(体重)x3km(距離)=180kcal(消費カロリー)

走りなれていない方だと急に3km走るのはとてもツラい運動になりますが、60kgの方が3キロ走ってもご飯1膳分くらいの消費カロリーしかありません。1kg=7,200kcalを減らそうとすると、120キロも走らないといけないという途方もない距離が必用になることがわかります。

ですから運動量がどんなものかを知らずに「今日は運動したからケーキを2つ食べても大丈夫!」などをやってしまうと、実はプラスマイナス0どころか無駄なカロリー摂取を過剰にしているということが少なくありません。

ダイエットをするのに運動は必用なものですが、運動を過信しすぎるのはダイエット失敗へとつながってしまいます。

改善方法

行っている運動量がどんなものかを知ってから行う

結果を早く求めすぎている

結果を早く求めすぎ

ダイエットを始めると、多くの方がすぐに結果を求めすぎてしまいます。数字的に減っていたとしても1週間に満たない体重の減少は、成人で60〜65%体内のなかで占めている水分量が一時的に減っているだけです。

体内の水分量が減っただけの状態はダイエットが成功したとはいえませんし、水分を補給しただけですぐに元に戻るという俗にいう「水を飲んでも太る」という状態でしかありません。短期間の数値だけの変化は、せっかく頑張ったダイエットをムダにしてしまうリバウンドに直結します。

ダイエットをするのであれば最低でも1ヶ月〜3ヶ月。理想をいうと半年ぐらいの期間を考えて計画をすることが結果的なダイエットの成功に大きくつながりますよ。

改善方法

結果が出るのを急ぎすぎない(極端な短期間に設定しない)

運動しているのに痩せない〜まとめ〜

結果には理由がある

1ヶ月以上食べ過ぎないようにも気を付けながら運動をしているのにダイエットの効果が何もみられないという方は10日前後の期間大まかで構いませんので、食事と行動記録をつけてみてください。

せっかく運動を頑張っていても、本能的に他の行動が足を引っ張っているから効果がでていない可能性が高くなっています。結果がでていない理由がわかれば、あとはその点を改善することだけで結果につながります。

わたしもよく考えてしまいますしやってしまうことなのですが、運動しているからこのケーキはチャラ、このビールはチャラとは多くの場合なっていません。せっかくの運動の頑張りを帳消しどころか、マイナス(太りやすさはプラス)にしてしまっています。

運動を取り入れるダイエット方法は食事制限だけのダイエット方法にくらべてリバウンドしづらく、健康的なダイエット方法です。足を引っ張っている行動があればそれを排除して、ダイエットを成功させてしまいましょう!

結果には必ず理由があります

わたしは運動しているから大丈夫ではなく、運動時以外の行動に目を向けることを忘れずに

エルフィングで憎っきデブ菌とサヨナラしてダイエットなんて、実際できるの?

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