肥満は血管を傷つける!? ダイエットをしないと動脈硬化に

肥満は動脈硬化に
肥満は、どのように身体に悪影響なのかご存知ですか?

太っていても痛くもかゆくもないため、ついダイエットは後回しになりがち。

肥満を放っておくと、知らないうちに血管を傷つけているかもしれません。

動脈硬化が進行すれば、命に関わる心臓や脳の病気になることもあります。「いつかやろう」で終わっていたダイエットを今すぐできることから始めていきましょう。

肥満を放っておくと血管はボロボロ!?

肥満を放っておくと血管もボロボロ
ダイエットをしなくてはいけないことはわかっていても、なかなか始められない人も多いのではないでしょうか。

理由は人それぞれですが、面倒と感じたり、食事制限してまでダイエットをしたくないと考えたり。

肥満を放っておくと、身体に蓄えられている脂肪から病気になる原因物質が分泌されるようになります。食生活や嗜好を改めなければ、血管はボロボロに。

血管は少し傷ついたくらいでは、痛くもかゆくもありません。症状がないため、「ダイエットしよう」と思うきっかけがないのです。

  • キレ子
    キレ子

    血管がボロボロでも本当に痛くもかゆくもないの? そんなことないはず!

  • ナース
    ナース

    いいえ。アメリカでは、高血圧を「サイレントキラー」とも呼びますが、動脈硬化も同じです。血管の老化は、目に見えないため、気づいたら大きな病気になっていることもあるんですよ。

心臓から血液を全身に送る大きな血管や脳の血管に動脈硬化が起こると、大きく剥がれてしまうこともあり、大手術になる可能性もあります。

ボロボロになった血管を元に戻すのは、とても難しいです。生活習慣を見直して、肥満を解消できれば、動脈硬化になるリスクをぐっと下げることができます。

動脈硬化や命に関わる重大な病気になる前に、「いつかしよう」と諦めていたダイエットを始めてみませんか?

まずは、肥満を放っておくと、身体にどんな悪影響があるのか一緒に学んでいきましょう!

血管が老けて動脈硬化に

肥満で動脈硬化
食生活が乱れていると、血液はドロドロに。高血圧では血管が傷つきやすくなり、悪いコレステロールがたまりやすくなります。

さらに、内臓肥満細胞からは、様々な病気の原因物質が多く分泌されます。

これらの要因が複雑に関係して、動脈硬化を引き起こすのです。

血管はボロボロになり、血管年齢はどんどん老けていきます。

肥満で血管は老けていく?

  • キレ子
    キレ子

    肥満になると動脈硬化になるんだね。血管が老けるって具体的にどういうことなの?

  • ナース
    ナース

    動脈硬化になるメカニズムを説明していきましょう!

生まれてから良くも悪くも一生付き合っていく血管ですが、血管の劣化を防ぐことができるのも若いうちからの生活習慣がカギとなります。

ここで少し血管の構造と働きについて説明しましょう。私たちの身体は、血管を通る血液によって運ばれてきた栄養を取り込み、二酸化炭素など老廃物を排出する仕組みになっています。

動脈と静脈も3層からなり、内側から「内膜」「中膜」「外膜」に分かれます。血液と接しているのが内膜で、内膜には内皮細胞が表面を覆っている構造です。

この細胞層は、血液から必要な栄養を取り込む賢い役割を果たします。

  • キレ子
    キレ子

    血管は3層からなっていることは分かったけど、何を覚えておけばいいの?

  • ナース
    ナース

    血管の「内膜」と「内皮細胞」を知っておくと、動脈硬化を深く理解することができますよ。覚えておきましょう。

動脈硬化

「動脈の壁が厚くなったり、硬くなったりして本来の構造が壊れ、働きがわるくなる病変」の総称です。

さて、肥満が動脈硬化に影響する理由ですが、生活習慣から紐解いていきましょう。

肥満の人の生活習慣とは?

肥満の人に共通する生活習慣は次のような特徴があります。肥満でなくても当てはまるものがあれば、注意しましょう。

  • 甘いもの、ジュースが好き
  • 脂っこいもの、しょっぱいものが好き
  • 野菜はあまり食べない
  • よくお酒を飲む
  • 運動をしない
  • タバコを吸っている
  • キレ子
    キレ子

    結構当てはまってるかも。痩せていても当てはまれば注意が必要なの?

  • ナース
    ナース

    今は痩せていても、現在の生活習慣を続けていれば将来太る可能性があります。少しでも当てはまれば、注意が必要です。それぞれさらに詳しく見ていきましょう。

食生活

肥満の人の食生活は、カロリーが高く、コレステロールが多い特徴があります。

つまり、血液は脂肪や糖で、ドロドロの状態です。ドロドロの血液によって流れたコレステロールは、内膜の中に蓄積し、本来ある血管よりも狭くなります。

  • キレ子
    キレ子

    さっき覚えた「内膜」がここで役立つんだね!

  • ナース
    ナース

    血管の「内膜」にコレステロールが山のように溜まっていくんですよ。

山になったコレステロールによって血管が狭くなったり、硬くなったりします。乱れた食生活では、見た目は変わらなくても血管は予想以上に老けてしまっているのです。

飲酒量が多い

アルコールは、少量であれば良い影響もありますが、多量に飲酒する習慣があれば、油断は禁物です。

おつまみにしょっぱいものが多いのも影響していますが、飲酒の回数や量が多いと、血圧が高くなります。高血圧は動脈硬化を進行させる危険因子です。

また、お酒自体がカロリーも高いため、肥満になるリスクを高めることにつながります。

運動不足

運動不足だと血糖値の上昇を抑えることができず、高血糖の状態になることがあります。

高血糖になれば、血液もドロドロになり血圧が高くなります。運動不足は、動脈硬化をより悪化させる原因のひとつです。

運動不足により肥満も解消されず、動脈硬化の悪循環になってしまいます。

喫煙習慣

タバコに含まれる有害物質には、悪さをするLDLコレステロールや中性脂肪を増やす働きがあります。喫煙を続けていれば、交感神経に作用し、慢性的な高血圧の状態になるかもしれません。

喫煙者では肥満が多いことも明らかになっており、動脈硬化になるリスクは倍以上になります。

動脈硬化ってそんなに悪いこと?

動脈硬化は悪い?

  • キレ子
    キレ子

    動脈硬化はそんなに悪いことなの? 症状もないし、少しくらい平気なんじゃない?

  • ナース
    ナース

    そんなことはありません。「塵も積もれば山となる」のことわざがあるように、知らないうちに進行しているんですよ。

食生活などの生活習慣だけでなく、「肥満であること」だけでも、動脈硬化を進行させます。

肥満では、内臓脂肪が多く存在する場合があります。過剰な脂肪細胞からは、高血圧や高脂血症、糖尿病などの原因物質を多く分泌するようになることがわかっています。

これらの病気は動脈硬化になるリスクを高めるだけでなく、進行もさせます。

食生活や嗜好を変えただけでは、動脈硬化になるリスクを十分に減らせません。つまり、生活習慣に加えて、ダイエットをしなければ危険なのです。

動脈硬化は、命を落とすかもしれない重大な病気を引き起こすため、できれば早いうちから予防しておくことが健康でいられるポイントになります。

動脈硬化で命を落とすかもしれない

動脈硬化で命を落とすかも
動脈硬化になっていると、血栓という血の塊ができやすくなります。

瞬く間に、血栓は血管を通り簡単に移動してしまい、心筋梗塞脳梗塞を引き起こします。

血栓が手足に飛んでしまうと、詰まった先に栄養が行き届かなくなり、壊死(えし)します。こうなってしまえば、機能を元どおりにすることは難しくなるでしょう。

動脈硬化で心筋梗塞に

動脈硬化で血栓ができ、心臓の血管を詰まらせると心筋梗塞を起こします。

心筋梗塞

血液が流れなくなった心筋が壊死してしまい、心臓の機能を果たせなくなってしまう状態を「心筋梗塞」と言います。

心臓に栄養を届けるのが、「冠動脈」と呼ばれる細い血管です。

冠動脈は細い血管であり、年を重ねるにつれて、血圧が高くなったり、血液の中のコレステロールが増えたりすると、血管が傷つき動脈硬化が進行します。

呼吸によって取り込まれた酸素などの栄養は、冠動脈を介して心臓の筋肉「心筋」へ届けられます。狭くなって血管が閉塞したり、血栓が詰まったりすると、心臓を動かす「心筋」が動かなくなります。

一部でも動かなくなった心臓は、全身へ血液を送り出せません。動脈硬化とは違い、心筋梗塞では明らかな症状が現れます。

  • 激烈な胸の痛み
  • 意識を失う
  • 吐き気、冷や汗を感じる
  • 呼吸が苦しくなる

上記のような症状が現れれば、すぐに病院を受診する必要があります。

動脈硬化で脳梗塞に

心筋梗塞と同じ原理で、動脈硬化によって脳の血管が詰まってしまうと「脳梗塞」を起こします。

脳梗塞

脳梗塞は、血栓ができることによって脳の血管が詰まり、脳細胞に栄養が行き届かなくなる状態です。詰まった血管によって、後遺症の現れ方が異なります。

脳には、多くの血管が枝分かれして栄養を届けています。心筋梗塞と同じように、詰まった先の脳細胞に栄養が行き届かずに、機能を失うのです。

詰まった血管の場所によって、後遺症に違いが現れます。身体の左右どちらかに麻痺が強く残ってしまったり、言葉がうまく喋れなくなってしまったり、認知症を発症することも。

今まで歩けていた人が、急に車いすや杖で移動しなくてはならず、後遺症とうまく付き合っていかなくてはなりません。

脳梗塞の症状には次のような特徴があります。

  • 激しい頭痛
  • めまい、吐き気
  • 意識を失う
  • 呂律が回らなくなる

一度、血管が詰まってしまい機能しなくなると、元に戻すのは非常に困難です。後遺症とともに、生活をしていかなければなりません。

病気で生活は大変に

仮に一命を取り留めたとしても、病気になった後の生活はとても大変です。心筋梗塞と脳梗塞のそれぞれの病気ごとに生活の変化を見ていきましょう。

心筋梗塞で起こる生活の変化

  • 薬を飲み続けなければならない
  • 無理ができなくなる
  • 動悸や息切れで疲れやすくなる
  • 通院が負担になる

脳梗塞で起こる生活の変化

  • 麻痺で車椅子や杖を使わなくてはならない
  • うまく喋れなかったり、言葉が出てこない
  • よくむせるようになる
  • 薬を飲み続けなければならない
  • リハビリをしなくてはならない
  • 通院が負担になる

上記の生活の変化が必ず起こるわけではないですが、場合によっては複数重なって起こることがあります。

いずれも、元の生活には戻れなくなります。

病気になる前に、動脈硬化を進行させないような対策が必要です。生活習慣を改めることダイエットを始めて肥満を解消することが重要なポイントになります!

ダイエットを始めて身体の内側から健康になろう

ダイエットで健康に
肥満は、動脈硬化を進行させて心筋梗塞や脳梗塞になるリスクを高めます。

生活習慣を変えるだけでは、動脈硬化になるリスクを完全に減らすことはできません。一緒に肥満も解消しましょう。

ダイエットを始めるのは、今からでも遅くありません。病気になる前にできることから始めて、若々しい血管を取り戻しましょう。

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