中年期以降のダイエットはNG?30代から知っておきたい100年時代の栄養学

現在、私たち日本人の平均寿命は伸び続け、「高齢者」という言葉を聞かない日はないほど、長生きしている私たち日本人。

そんな高齢者が陥っている栄養上の問題点をご存知でしょうか?

高齢者が陥っている問題点とは、ずばり「低栄養」

食べ物が溢れているこの事態に低栄養?と疑問になりがちですが、高齢者6人に1人が低栄養状態という時代を迎えています。

今回の記事では、私たちが100歳になっても健康に生き抜くために必要な栄養学のポイントについて解説します。

高齢者の栄養面の問題点

人生「100年時代」に問題となっている栄養面の課題とは?

現在、高齢者が健康に生きていけない原因の1つに、低栄養があります。

医療用語では、サルコペニア、フレイル、ロコモなど、状態によって用語が分けられていますが、一般的には低栄養と抑えておくと良いでしょう。

低栄養とは、体の中のエネルギーとたんぱく質が少ない状態で、健康な体を維持することが難しいこと をいいます。

高齢者になると、食欲が落ちたり、体が痛くて自炊や買い物が思うようにいかなくなるため、栄養を十分に摂れなくなることがあるのです。

そして、これは直接的に「歩けない」ことや「寝たきり」といったことに繋がります。

寝たりきりの原因の多くは低栄養?

高齢者が寝たきりになる原因は

  • 脳卒中
  • 認知症
  • 高齢による衰弱・老衰
  • 骨折

 

等です。

高齢による衰弱・老衰は筋肉の衰え、骨折は骨のもろさが原因となります。

主に、筋肉の衰えはたんぱく質、の不足、骨のもろさはカルシウムの不足によりおこりますので、低栄養が健康を脅かすことがわかります。

 

「高齢者×低栄養」を知っておくことが100年時代を生き抜くポイント

高齢者にとっての課題は「低栄養」であるにもかかわらず、多くの高齢者は

  • たまごを食べすぎるとコレステロールが上がるから食べてはいけない
  • 体重を落とさなくては糖尿病や高血圧の原因になってしまう
  • お腹を下す危険性があるため、牛乳を飲んではいけない

 

などという勘違いをしているケースがあります。

私たちが抱きがちな、たまごに対する勘違いとは?

まず、高齢者の栄養学的な課題は低栄養なので、カロリーとたんぱく質を十分に補う必要があります。

たまごを食べすぎるとコレステロールを上がるといわれている時代があり、多くの医師や看護師、管理栄養士がそのような指導をしてきましたが、実は、これは誤りであることが、最近判明してきました。

たまごは、たんぱく質が豊富でアミノ酸スコアが高いため、老若男女問わず、毎日摂りたい食品です。

私たちが抱きがちな、体重に対する勘違いとは?

体重については、高齢者の場合は少し肥満気味であってもできるだけ維持する必要があります。

心疾患やひざの痛みなどがない限り、急激な体重減少は、低栄養の始まりではないかといわれるため、高齢者の健康維持のためには、体重は維持または1カ月で3%以内の減少におさえるようにしましょう。

私たちが抱きがちな、牛乳に対する勘違いとは?

次に、牛乳は、高齢者が不足しがちな「カロリー」「たんぱく質」の他、カルシウム源にもなります。

日本人の中には乳糖を分解できないため、牛乳を飲むと下痢になる人もいますが、これまで大丈夫だった牛乳を「下痢をしてはいけないから」という理由でとらないようになる必要はありません。

牛乳は飲み物でありながら、カロリーをたんぱく質、カルシウムを補うことができる貴重な飲み物です。

若いころは嫌い、太る、という理由から避ける人も多い牛乳ですが、年齢を重ねると必要な栄養をたっぷり含んでいます。

 

細くなりたい若年層が取り組んでおくべき課題とは?

細くなりたい若年層が取り組んでおくべき課題

私たち若年層、そのなかでも10代から30代の女性は、細くなりたいと思うことが多いでしょう。現在、良いプロポーションを手に入れることは、直接的に低栄養につながるわけではありません。

長く健康に、そして美しく生きるために、まずは次の2点を知っておきましょう。

痩せる=健康、ではない未来がくることを知っておく

中年期から壮年期は、痩せることで生活習慣病が減るという意識を持つでしょう。もちろん、これは正解です。

しかし、年齢を重ね、60代、70代となっていくにつれて、痩せるということは、健康を脅かすものに変わります。

まずは、この点を若いうちからしっかり理解しておきましょう。

健康な骨を作ることが健康寿命を延ばすために必要と知っておく

骨密度は、10代をピークに、その後下がり続けます。

そのため、20代や30代で、十分なカルシウムやビタミンDを摂取していなければ、骨がもろくなりやすいのです。

このことを、50代、60代で知ったとしても、ピークの頃の骨密度を維持またはゆるやかな低下程度でとどめることは絶対にできません。

若いうちから、骨の健康を意識していくことが、高齢者になった後の骨折を防いでくれるのです。

 

まとめ

現在、私たち日本人は「2007年に日本に生まれた子どもの50%は107歳まで生きる」 といわれています。

寿命が長いのは良いことですが、健康寿命が長くなければ意味がありません。

若いころの無理なダイエットが健康寿命を短くする原因になることもありますので、

今回紹介したポイントをおさえて、長く健康に、そして美しく人生を送る準備をしておきましょう。

理想をカタチにするダイエットサイト