ダイエットの基礎知識

想像以上に大きい、自律神経とダイエットの関係性

自律神経

ダイエットを行ううえで重要なのは食事に運動というのはほぼ誰もが知っていることだと思いますが、神経系のコントロールも同じように重要なものと知っている、作用を考えて行動をしている方は意外に少ないのではないでしょうか?

わたしたちは環境変化やストレスに応じて意識的に体の部位を動かしたり、無意識のうちに血流や呼吸を変化させることで生命活動を行っています。これらの活動を統御(とうぎょ)、調整機能として働いているのが、神経型と内分泌系(ホルモン、酵素)です。

この中でも無意識、反射的に身体調整機能をつかさどるものは「自律神経」と呼ばれ、ダイエットにおいて重要な消化、吸収、代謝、循環を統御しています。

食事、運動を同じく、統御している自律神経をうまく働かせるようになることは、ダイエット成功への近道となります。

自律神経とはどんな働きをしているのか、ダイエットにどう関係してくるか、もう少し詳しく紹介したいと思います。

交感神経と副交感神経

自律神経は前述のとおり、無意識、反射的に身体調整機能をつかさどっていますが、交感神経と副交感神経との2つに分類できます。

「交感神経」は活動している時に主に働く神経、休息している時に主に働くのが「副交感神経」で、脳にある視床下部の場所でコントロールされバランスが取られています。

簡単に上で説明していますが、自律神経を分類すると以下のようになります。

自律神経の分類について

自律神経
無意識的、反射的、内蔵筋消化、吸収、代謝循環をつかさどる
呼吸、運動などで間接的影響させられる

1.交感神経
活動、緊張、日中
拍動数:多い
肝臓グリコーゲン:分解
内蔵消化活動:抑制

2.副交感神経
休息、リラックス、夜間
拍動数:少ない
肝臓グリコーゲン:合成
内蔵消化活動:促進

交感神経は肝臓グリコーゲンを分解、内蔵消火活動を抑制してくるますが、副交感神経は肝臓グリコーゲンを合成、内蔵消火活動を促進するという、同じ自律神経の働きであっても働きは真逆というような神経活動が起こります。

ということで、自律神経がどうダイエットに関わってくるのかというと、活動している時に主に働く神経である「交感神経」を効率よく働かせることがエネルギー消費につながり、ダイエットを成功に導いてくれることになります。

交感神経を働かせるといっても少しの差でしょ?と思うかもしれませんが、大きな変化があることが1990年に神戸で開催された国際肥満学会で発表さています。

肥満の原因はモナリザ症候群?!

アメリカのプレイ教授によって発表されたのは「肥満者の大多数は交感神経の働きが低下している」という意味の英文の頭文字をとった「モナリザ症候群」(Most obesity known are low in sympatheic activity)です。

どんなことからこの内容が発表されたかというと、同年齢の肥満者3割がエネルギー摂取が多い状態で肥満を維持していてもおかしくない状態。残りの7割の肥満者はエネルギー摂取が平均、もしくは少ない状態であるのにもかかわらず肥満を維持した状態であるという結果の発表でした。

肥満者の中でも肥満を維持してもおかしくない方がいる一方で、大多数の7割という方が交感神経の働きが少ないことが原因で肥満を維持してしまっているということです。

カンタンにいうと本来であれば肥満ではないはずなのに、肥満状態であるというのはとても怖いことですよね。そのままではどんなにガンバっても太りやすく、痩せづらいということですから…。

大まかなカロリー計算もできている上で必用以上に食べていないのに、肥満を維持している、太っていくという症状の方は、このモナリザ症候群(副交感神経が働いていない)の状態を疑ってみてもいいかもしれません。

では、自律神経の働きを整えるには、どうすればいいのでしょうか?

自律神経の働きを整えるにはどうする?

自律神経の働きを整えるには、起きている時に交感神経をしっかりと働かせることが重要になります。具体的には寝ている時の副交感神経から切り替えを導いて、交感神経を働かせる必用があります。

時間帯によって切り替えをうながす行動が変わってきますので、朝、昼、夜と、副交感神経から自律神経に切り替えをするオススメの方法を消化しします。

【朝】
朝は目覚めることで副交感神経から交感神経の切り替えの大きなタイミングですので、とても切り替えに重要なタイミングです。
自律神経は自分の意思でコントロールできる唯一の方法が、「呼吸」です。大きく胸いっぱいに思い切り息を吸い込んで吐く深呼吸を数回行ってください。

自律神経の働きが整い、副交感神経から交感神経への切り替えがうまくいきやすいようになります。

目安:深い深呼吸を数回

【昼】
昼は本来であれば副交感神経から交感神経に切り替わっている時間ですが、仕事や勉強をしていることの知らずのうちのストレスで、自律神経の調整がうまくいっていないことがあります。気分的なだるさやむくみなどの症状も発生している場合は、正しく調整できていないことを疑っていいかもしれません。

こんな症状が出た場合は、手や足の末端のマッサージや、軽い運動を行うと交感神経が活発になります。

目安:末端マッサージ、軽い運動

【夜】
夜は日中の仕事や勉強などによって全身が疲れている状態です。交感神経が優位の状態ではあるのですが、このまま寝てしまうと疲れが翌日になっても取れないというだけでなく自律神経のバランスを崩し、翌日副交感神経から交感神経に切り替えが難しくなるということになります。

寝落ちのような寝方でなく、リラックスして寝ることが大切ですので、筋肉をほどよく刺激するストレッチが有効です。シャワーだけでなく湯船ににしっかりと使って、頭と体をリラックスさせるというのもいい方法になります。

目安:ストレッチ、湯船につかり頭と体をリラックス

ダイエットというと食事、運動だけに目が行きがちですが、自律神経、特に交感神経をしっかりと働かせることはダイエットの成功の大きなカギを握っています。

前述したモナリザ症候群になっていて、肥満であるはずがないのに肥満状態を維持してしまっているなんてことが内容にしたいですね。

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