ダイエットをしないとどうなる? 肥満を放っておくと生活習慣病に

肥満を放っておくと?
痩せなくてはいけないことはわかっていても、鏡に映る自分を見て見ないふりをしていませんか?

肥満を放っておくと、高血圧、動脈硬化、脂質異常症などの病気になり、さらに進行すれば脳卒中や心臓病を引き起こすことも。

命に関わる重大な病気になる前に、「やろう」と思っている気持ちを実行する力に変えましょう。

「いつかしよう」でダイエットを諦めていませんか?

肥満は病気になるリスクを高める

鏡に映る自分を見て、「明日からダイエットを始めよう」と何度も思ったことはありませんか?

肥満から起こる生活習慣病は、サイレントキラーと呼ばれるほど自覚症状がありません。症状が目に見えなければ、ダイエットの必要性を感じにくくなります。

しかし、肥満を放っておけば、高血圧や動脈硬化を進行させ、血管から身体を傷つけてしまう結果に。

一度傷ついた血管を元に戻すには、そう簡単ではありませんので注意が必要です。

まずは、肥満かどうかをチェックしていきましょう。
肥満の評価基準としてBMI(体格指数)が用いられます。BMIの算出方法は次の記事をご覧ください。

ダイエット成功のカギは? 目標設定のコツ

BMIが25以上であれば肥満ですので、注意が必要です。

そして、BMIと合わせて確認したいのがメタボリックシンドロームです。通称「メタボ」とも呼ばれますが、生活習慣病予備軍のことを言います。

生活習慣病になる一歩手前なのかどうか、確認をしておきましょう。メタボに当てはまるようであれば、1日でも早くダイエットをすることをおすすめします。

メタボリックシンドローム診断基準

必須項目

腹部肥満(ウエスト)

男性 85cm以上 女性 90cm以上

以下のうち2項目以上

血圧

収縮期血圧(最高血圧) ≧130mmHg
かつ/または
拡張期血圧(最低血圧) ≧85mmHg

中性脂肪(トリグリセライド)/HDLコレステロール値

中性脂肪 ≧150mg/dl
かつ/または
HDLコレステロール <40mg/dl

空腹時血糖値

空腹時血糖値 ≧110mg/dl

肥満を放っておくと生活習慣病に

肥満は生活習慣病に

肥満と生活習慣は密接に関係しています。高カロリーの食事や運動不足、喫煙などの生活習慣によって肥満が起こります。

肥満を放っておくとドロドロの血液になり、高血圧になります。高血圧によって傷ついた血管は、ボロボロになり動脈硬化を引き起こします。

動脈硬化は、脳梗塞や心筋梗塞を起こしやすくなります。どちらの病気も命に関わる重大な病気です。仮に一命を取り留めたとしても障害が残るかもしれません。

そうならないためにも、早めにダイエットを始めましょう。
見た目を良くするダイエットは、病気を予防することにもつながるのです。

肥満は知らないうちに身体を傷つける

肥満になると身体にどんな変化が現れるのか説明をしていきます。

皮下脂肪や内臓脂肪はある程度生きていく上で必要になりますが、過剰に存在してしまうと悪さをします。

内臓脂肪の蓄積に伴って、内臓脂肪細胞では、病気を引き起こす原因物質が分泌されるようになります。

  • 高血圧の原因物質=レプチン、アンジオテンシノーゲン
  • 糖尿病の原因物質=TNF-α
  • 高脂血症の原因物質=遊離脂肪酸
  • 心筋梗塞の原因物質=PAI-1

内臓脂肪細胞からは、これほど多くの原因物質が盛んに作られて、身体を少しずつ傷つけています。

症状が現れた頃には、病気が進行している場合がほとんどです。若くても肥満を放っておけば血管年齢が40、50代になることも。

身体の中に蓄えすぎた脂肪によって、病気になるリスクを高めてしまうのです!つまり、病気はあなた次第で予防できるのです。

肥満は生活習慣病を引き起こす

肥満との関係性で注意したいのが、「生活習慣病」です。

生活習慣病

不規則な生活や食べすぎ、運動不足など生活習慣によって引き起こされる病気の総称です。高血圧や高脂血症(脂質異常症)、糖尿病などが生活習慣病と呼ばれています。

高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満は「死の4重奏」とも呼ばれており、放っておくと脳梗塞や心筋梗塞を引き起こします。

アメリカでは超肥満体型の人を見かけることがあると思います。食生活が欧米化したものの、日本人の血糖値を下げるインスリンの分泌能力は変わっていません。

もともと日本人はインスリン分泌能力が低い傾向にありますので、糖尿病などを発症しやすくなります。

生活習慣が欧米化してきた現代、肥満から起こる生活習慣病には注意をしなくてはなりません。

肥満から起こる病気

ダイエットをせずに、肥満を放っておくとたくさんの命に関わる危険が伴います。

肥満から起こる代表的な病気を知っておきましょう。

高血圧

高血圧

  • キレ子
    キレ子

    高血圧とは?

  • ナース
    ナース

    高血圧とは、最高血圧が140mmHg以上、最低血圧が90mmHg以上です。

血圧には、2つの値があり、「収縮期血圧」と「拡張期血圧」に分かれます。

収縮期血圧(最高血圧)

心臓が収縮して大動脈へ送り出したときの血圧

拡張期血圧(最低血圧)

体内から戻ってきた血液によって心臓が膨らんだときの血圧

内臓肥満細胞から分泌されるレプチンなどによって血圧は高くなります。さらに、脂肪の多いドロドロの血液であれば、押し出す力が必要になり高血圧に。

高血圧はサイレントキラーとも呼ばれ、自覚症状はほとんどありません。

動脈硬化

動脈硬化

  • キレ子
    キレ子

    動脈硬化とは?

  • ナース
    ナース

    動脈硬化とは「動脈の壁が厚くなったり、硬くなったりして本来の構造が壊れ、働きがわるくなる病変」の総称です。

生まれてから良くも悪くも一生付き合っていく血管ですが、血管の劣化を防ぐことができるのも若いうちからの生活習慣がカギとなります。

動脈硬化になると、血管が狭くなり、血栓ができやすくなります。瞬く間に、血栓は血管を通り簡単に移動してしまい、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしてしまいます。

血栓が手足に飛んでしまえば、詰まった先に栄養が行き届かなくなり、壊死(えし)してしまいます。こうなってしまえば、機能を元どおりにすることは難しくなります。

高脂血症(脂質異常症)

脂質異常症

  • キレ子
    キレ子

    高脂血症とは?

  • ナース
    ナース

    高脂血症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪が基準値以上になり、血液がドロドロの状態になってしまいます。

高脂血症の診断基準

LDLコレステロール 140mg/dl以上
HDLコレステロール 40mg/dl未満
中性脂肪 150mg/dl以上

血液中の脂質には、コレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸が含まれています。これらの脂質が多すぎてしまうと問題になります。

高脂血症は、悪い働きをするLDL(悪玉)コレステロール、中性脂肪の値が高くなり、良い働きをするHDL(善玉)コレステロールの値が低くなります。

脂肪を多く含んだ血液はドロドロです。高脂血症は、メタボリックシンドロームの診断項目にあるように生活習慣病を引き起こす大きな原因の1つです。

糖尿病

糖尿病

  • キレ子
    キレ子

    糖尿病とは?

  • ナース
    ナース

    糖尿病とは、血糖を下げるインスリンというホルモンの働きが悪くなることで、血糖値が高くなった状態を言います。

糖尿病は怖い病気であるにもかかわらず、患者数は年々増加しています。

運動不足や高カロリーの食事を重ねることで高血糖になり糖尿病を発症します。生活習慣に起因する糖尿病を2型糖尿病と言います。

高血糖の症状は次のような特徴があります。

  • 喉が乾く、水をたくさん飲む
  • 尿の回数が増える
  • 体重が減る
  • 疲れやすくなる

症状がさらに進行すると、

  • 目が見えづらくなる
  • 尿の量が減った、もしくは作られなくなった
  • 手足の感覚が鈍くなってきた

などの合併症の症状が現れます。手足の感覚がなくなれば足が壊死(えし)してしまい切断することもあります。

心筋梗塞

心筋梗塞

  • キレ子
    キレ子

    心筋梗塞とは?

  • ナース
    ナース

    心筋梗塞とは、血栓ができて心臓の冠動脈が塞がってしまう状態を言います。

心筋梗塞を含む虚血性心疾患は、日本の3大死因のうちの1つになります。虚血性心疾患は、狭心症と心筋梗塞
をまとめた循環器病の総称になります。

人は毎日約10万回も心臓を動かしていますが、そのエネルギー源となる心臓の血管が「冠動脈」です。左冠動脈、右冠動脈に分かれ、心臓を覆うように分布しています。

呼吸によって取り込まれた酸素などの栄養は、冠動脈を介して心臓の筋肉「心筋」へ届けられます。

冠動脈は細い血管であり、年を重ねるにつれて、血圧が高くなったり、血液の中のコレステロールが増えたりすると、血管が傷つき動脈硬化が進行します。

激烈な胸の痛みが特徴的な症状です。吐き気や冷や汗など明らかな異常が生じ、一刻も早く治療を開始しなければなりません。

脳梗塞

脳梗塞

  • キレ子
    キレ子

    脳梗塞とは?

  • ナース
    ナース

    脳梗塞とは、血栓ができることによって脳の血管が詰まり、脳細胞に栄養が行き届かなくなる状態を言います。

よく皆さんが耳にする「脳卒中」は、脳血管障害とも呼ばれます。脳血管障害には、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などがあります。

脳には、たくさん枝分かれした細い血管があります。枝分かれする前の比較的太い血管が詰まると、血管の先にある脳細胞はすべて機能しなくなります。

身体の左右どちらかに麻痺が強く残ってしまったり、言葉がうまく喋れなくなってしまったり、認知症を発症することも。

今まで歩けていた人が、急に車いすや杖で移動しなくてはならず、後遺症とうまく付き合っていかなくてはなりません。

脳梗塞の初期症状には、次のような特徴があります。

  • 顔の片側がしびれている
  • 手足がしびれている
  • 呂律が回らない、言葉が出にくい
  • 片方の視力が悪くなる、もしくは見えなくなる

初期症状は、一過性脳虚血発作とも呼ばれ、30分程度で治ってしまいます。この段階で治療をしないで放っておくと次のような重度の症状が現れます。

  • 激しい頭痛やめまい
  • 吐き気、嘔吐
  • 意識障害
  • 呂律が回らなくなる

脳梗塞の症状があれば、必ず受診するようにしましゃう。

ダイエットで病気を予防しよう

ダイエットで健康になろう

肥満はさまざまな病気になるリスクを高めます。肥満度が高くなればなるほど危険です。

ダイエットを「いつか始めよう」から「今すぐ始めなきゃ」に気持ちが変わっていれば、病気を予防するための第一歩を踏み出せています。

見た目をキレイにするだけでなく、身体の内側から健康を取り戻して行きましょう。

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